はてなからnoteを眺める

前回のエントリーにjkondoさんとPonanzaの山本さんの☆が並んだから、仕上がった気分になり、間が空いてしまいました。と、言い訳してから書き始めなくていいブログを設計したい。と、Mediumのエヴァン・ウィリアムズが書いていた。いいアイディアを一つでも書けばいいんだよ、と。書きつづけなくていいよ、と。インターネットの文章の書き方もいろいろあるだろう。新しい書き方がいくつも発見されるだろう。ブログだからブログらしい形をしていなくてはいけない、というのはどうだろう。ブログらしい形、と聞いて思い浮かべるのが、二〇〇六年くらいのインターネットだったら、残念だ。インターネットでわくわくしたい、と思う。Kikメッセンジャーもインターネットだろうし、モンストもインターネットかもしれないが、新しいメディアが見てみたい。

はてなのメディアチームで、アグリゲーション=はてなブックマーク、CGM=はてなブログ、内製コンテンツ=はてなブックマークニュースの三層のメディアを提案して来た。note / cakesの関係も同じだと思う。はてなブックマークにあたるサービスがないけど、cakesのトップページにnoteのコンテンツが編成され始めたら、今のはてなブックマークのトップページに近い印象になるのではないか。自動編成のアルゴリズムも準備しているだろう。ぼくが驚いたのは、ピースオブケイクの開発力。cakesだけでもたいへんだろうに、新サービスを載せてくるなんて。書き手の発掘とコミュニティの醸成にCGMが不可欠だという経営判断で、すばらしいと思った。ぼくは編集者だから、かれらのメディア設計に素直にあこがれる。はてなとcakesは、反対側から同じものを作ろうとしている。

はてな社員がnoteをどう眺めているかというと、いわゆるIT業界の人が他社の新サービスを迎える態度そのものである。つまり、懐疑的な目は残しながら、自然と手は動いてアカウントを開設している。いちばん楽しんでいるのがjkondoさんなのは、おもしろい。近藤さんもいろいろあったから、はてなユーザーさんの前へ出ていきにくいようだ。社内には、コンテンツ課金は難しいだろう、という声もあり、書き手のコミュニティは一朝一夕では立ち上がらない、という声もある。はてな女子はnoteも書きはじめる人が多い、という観測もある。いいブロガーがたくさんいながら、去る人は追わない、というのが伝統的なはてなのポリシーで、それが良くないとは思わない。なにもしないのもソーシャルメディアの編集だと思う。はてなってなんだろう、と、日向ぼっこしながら考えている。