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子規ぽよ 1〈手紙〉

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手紙もつ人はたちまちかすみ哉

てがみもつひとはたちまちかすみかな

ロマンチックな俳句かな。かすみは春の季語。霞が関のかすみですね。手紙をもっている人がすぐに霞の中へ消えてしまった。届けに行ったのか。ポストまで歩いていったのか。あるいは桜の木の下で待ちぼうけしているのか。なんだか幻っぽい。ちゃんと届いていないかも。

蒲団著て手紙書く也春の風邪

ふとんきててがみかくなりはるのかぜ

ふつうの俳句かな。春って風邪引きやすいし、引くとなんだか間抜けなんだよ。ぽかぽかしてるのに、なんで鼻水たらしてるんだろうって。で、それがきもちいいんだよ。部屋の日溜まりで、ふとんかぶって、ぼーっとするあたまで、手紙書いてる。だいぶうるおってる風景。

Mの字の手紙に多き師走哉

えむのじのてがみにおおきしわすかな

なぞなぞっぽい俳句かな。Mの字ってなんだろう。ぐぐったら、マネーのことでは、と言う人がいた。たぶん正解だろう。暮れも押し迫り、借金の取り立ての手紙が来ている、と言いたいのかもしれない。掛乞という冬の季語がある。借金取りのことだよ。なぞなぞっぽいですね。


正岡子規の俳句検索/俳句、短歌ご愛好家の皆様へ|子規記念博物館

illust. Satoshi Murata