女正月の気分

おつかれさんです。〈子規ぽよ〉でお騒がせしてごめんなさい。あたらしい企画がうれしくて、絵を描いている村田くんとはしゃいでいます。更新ペースについてご意見を下さった人、ありがとうございました。もう少しゆったりでもいいですね。毎日やるなら、一句でもいいかもしれませんね。気の向いた時でもいいですね。ぼくと村田くんにとっては、やればやっただけ勉強になるので、どんどん進めたい気分もあるんですが、一句一句、みんなで玩味しながら〈子規ぽよ〉したいですね。そうしたら、週に一回くらいでもいいでしょうね。更新していない間も、句について思いを巡らしている時間がいい、という洒落たことを仰った人もいました。ゆっくり、こっそり、うるおっていきましょう。

正岡子規の俳句は、さくさく作られている気がするんですよね。もうこれでいいや、という気分と、丁寧に作ろう、という気分と、二つの気分を見ていきたい。なんでもそうだと思うけど。だいたい作り込んじゃうんだよな。このくらいでいい、というジャッジの線が大事なんだよ。その点でも、子規の句を見ていくことで、基準ができると思う。正岡子規の俳句の気分はこのくらい、というのを、みんなでシェアできると思う。これは基礎研修みたいなもので、筋トレみたいなもので、洗濯物を干すようなものであり、フルーツグラノーラにかける牛乳みたいなものです。そういえば金曜日、ケロッグのフルーツグラノーラたべたけど、やっぱりカルビーのフルグラだな、と思った。関係ないけど。

村田くんに〈子規ぽよ〉の話をしたら、すぐに伝わった。かれには絵も浮かんでいたようだ。ホテルグランヴィア京都の〈サザンコート〉でお茶しながら話したんだけど、行ったことある人いますか。一五階のスカイラウンジ。東西に細長くて眺望がひらけているのもいいんだけど、バーカウンターがあったり、一段上がったテラスがあったり、地形が起伏に富んでいる。レストランの地形というのもおかしな話だけど。もう一ついいのは名前の通り、京都駅から南の景色をゆっくり眺められること。だいたい、北だよね。京都駅からの展望というと市街を向く北側が浮かぶと思うけど、このラウンジは南を向いているのがおもしろい。南は、ゆっくり、こっそりしていました。夜も行ってみようかな。

一月十五日から〈女正月〉というのは、旧年の今頃に歳時記を眺めていて知った。「おんなしょうがつ」でもいいし「めしょうがつ」でもいいらしい。京阪地方では、松の内の忙しさから解放された女性(主婦たちなど)が正月十五日から年始回礼をはじめるため、とのこと。現代はどうだか、そんな風情があるのか知らないが、正月のあとに女正月があるのはいいな、と思っていた。ひそかに〈女正月フェーズ〉にそなえていた。張り切っていたのが落ち着いて来る、パーティーしすぎてお腹をこわす、なんでもない日々に戻っていくのがくやしくてもう一頑張りしようとする、などが、このフェーズの傾向でしょうね。だめだよ、もっと寝ないと。すやすやしないと。それが、女正月というもの。

ぼくなんてオイルヒーター買ったよ。女正月っぽいでしょう。小さい部屋ならぽかぽかだよ。寝るときに静かに温まるのが女正月っぽくていいから、ためしてみなよ。これのためにレビューをたくさん読んだのですが、眠っていたら一〇年使っていたオイルヒーターが爆発して部屋じゅうオイルまみれになりました、という人がいた。壁とか赤ちゃんのベットに飛び散ったのを、夜通しタオルで拭きました。気をつけてください。というのがあった。そうそうあることじゃないと思うけど、想像すると騒がしい光景でなんだか笑ってしまう(ごめんなさい)。うちのオイルヒーターも爆発しないかな。しませんように。二〇日頃は、骨正月というそうです。女のあとに骨。ただの言葉遊びでしょう。

村田くんに〈女正月〉というお題をだしたら、どんな絵になるだろうか。そういうことついつい考えちゃうんだよな。ちょうど、女正月から骨正月のあたりで子規ぽよを思いついちゃってるんだよな。もっと寝ないと。すやすやしないと。動いちゃってるでしょう。あたらしいの始めちゃってるでしょう。だめだよ。一月いっぱい、おとそ気分でなにしていたか覚えてないんです、くらいじゃないと。ないんです、くらいじゃないと。それに、覚えていない、くらいの方が自分らしく体が動いた、ということなんだろう。ぼくは、なんだか骨正月は、勘がよく働く。木曜日に乗っていた新幹線が止まったけど、ぼくは東京駅で、もっというと予約する時に、なんかあるな、と思っていた。ただの第六感。